古代小麦ファロを使った料理2品
ファロ(Farro)とは
ファロ (Farro)は、9000年以上も前からヨーロッパで栽培されている古代小麦で、厳密にはスペルト小麦、エンマ小麦、ヒトツブ小麦を総称するイタリア語です。非常に硬い殻に覆われている為、化学肥料、農薬などを使うことなく栽培できる強健な品種で、遺伝子組み換えなどの品種改良がされていない原種。ファロはイタリア語で「殻付き」という意味だそうです。味は香ばしく、歯ごたえのある食感です。その上、栄養価も抜群。タンパク質、食物繊維、ミネラル、ビタミンなどが豊富に含まれ、穀類の中では、キヌアに勝るとも劣らずです。また、糖分の吸収が緩やかで消化もよいと言われ、アメリカでは健康食品、ダイエット食品としても人気があります。まだ日本ではあまり馴染みのない食材かもしれませんが、一度ぜひお試しください。
ファロの調理の仕方
殻付きですから、そのままだとかなり調理に時間がかかるため、市販されているファロには調理時間を短縮できるようになんらかの前処理がなされています。
ファロの調理のしかたですが、たっぷりの水に少しお塩を入れて茹でます。
普通、30分ぐらいかかりますが、ファロはさまざまなブランドで販売されており、調理時間には若干違いがありますので、パッケージの調理方法をよく読んでからお使いください。茹で上がったら、よく水を切ります。
ファロ、フェタ・チーズ、胡桃、ほうれん草のサラダ
材料(4人分)
- ファロ 1cup (3 cupほどの水で煮る)
- 胡桃(くるみ、刻んだもの) 1/3 cup
- ほうれん草の葉 2 cup (アメリカでbaby spinachとして売られているもの)
- きゅうり 2本
- スカリオン(小ねぎ) 2本
- パセリ 1/4 cup
- フェタ・チーズ 2/3 cup
- オリーブオイル 2 Tbsp (大さじ2杯)
- レモンジュース 2 Tbsp (大さじ2杯)
- 塩、胡椒 適量
作り方
ファロをパッケージの調理方法に従って茹でます。
あとは、上記の材料全てを混ぜるだけです。胡桃(くるみ)は3分ぐらいフライパンで炒ると香ばしくなります。分量ですが、ほうれん草、きゅうりを多くして、ファロを少なめにするとか、お好みで加減してください。オリーブオイルの量が少なめとお想いになる方がいらっしゃるかと思いますが、これで十分です。またフェタ・チーズにはかなり塩分がふくまれていますから、塩加減にはご注意ください。パセリの他にディルやミントを入れてもいいと思います。
ファロとキノコのリゾット
お米の代わりにファロを使ったリゾットです。
材料(4人分)
- 各種キノコ 1lb (500g弱)
- オリーブオイル 3 Tbsp (大さじ3杯)
- 無塩バター 3 Tbsp (大さじ3杯)
- エシャロット 2個 (微塵切り、タマネギで代用することも可能です)
- ニンニク 2かけ
- タイム 少々
- 野菜ストック 4 cup
- ファロ 1 cup
- 白ワイン 3/4 cup
- 醤油 (好みにより) 1 tsp (小さじ1)
- パルメザン・チーズ 1/2 cup
- パセリ 1/4 cup
- 仕上げ用のオリーブオイル 少々
- 塩、胡椒 適量
作り方
このレシピでは、調理時間30分のファロを使っています。
- キノコ類をよく洗い、1 1/2 Tbsp (大さじ一杯半)のオリーブオイルで高温で炒め、一旦取り出す。
- 2Tbsp(大さじ2杯)のバターで、タイム、エシャロット、ニンニクを炒める。その間にストックを温めておく。
- エシャロット(あるいは玉ねぎ)などを炒めた鍋にファロを加え、、水分が完全になくなるまで炒る。
- そこに白ワインを加え、ワインの量が半分ぐらいになるまで煮る。
- キノコ、ストックと醤油を加え、中火で約30分煮る。塩、胡椒を加え、最後にパルメザンチーズを加えて3分ほどむらす。
- お皿に盛り、パルメザンチーズ、パセリ、オリーブオイル、黒胡椒を加える。
1980年以来ワシントン在住。長年にわたる会議通訳業から最近引退。







