2024年8月1日 / 最終更新日時 : 2024年8月1日 マックヘール サンミ 私の本棚 松本清張「ゼロの焦点」(1958年) きっかけ 「ゼロの焦点」といえば、昭和時代の推理作家として馴染み深い松本清張の代表作として多くの人に親しみのあるタイトルであろう。出版3年後の1961年を皮切りに何度となくドラマ化され、2009年には豪華キャストで映画化 […]
2024年5月1日 / 最終更新日時 : 2024年5月1日 ローレス陽子 私の本棚 藤田真央「指先から旅をする」 これほど楽しく、学びに満ちて、世界が広がる本は久しぶりだ。「Amazon第1位 芸術家・指揮者・楽器の本」の理由がわかる。本の帯には「20カ国、100都市で大喝采」と印刷されている。当書は、音楽界の巨匠と共にした感動、学 […]
2024年2月1日 / 最終更新日時 : 2024年2月1日 望月ひろみ 私の本棚 「僕のアメリカ物語-青春と仕事の熱き半生奮闘記」 はじめに 私は著者神谷さんの元で、1993年から2003年まで一緒に働いていました。いつも誠意を持って真摯に仕事をされる神谷さんの背中を見ながら、多くのことを学び、私もこのように仕事に向き合いたいと思うようになりました。 […]
2023年11月1日 / 最終更新日時 : 2023年11月2日 岡島喜久子 私の本棚 「心の声についていく:自分らしく生きるための30のヒント」 「人生には何が起こるかわかりません」という言葉で始まるこの本。まさか私が本を出すなんて、そしてそれをここで紹介することになるなんて、本当に何が起こるかわかりません、という気持ちになっています。はい、この「心の声についてい […]
2023年7月31日 / 最終更新日時 : 2023年7月31日 小林知代 私の本棚 背伸びなくして成長なし! 林真理子著「成熟スイッチ」 薄くて読みやすく、笑いながらためになる、インテレクチャルとユーモアが詰まった、久しぶりに心に残る本でした。以前から彼女をマークしてはおりましたが、表紙を見るとなんと「日大理事長就任 林真理子」とあります。本当かしらと思っ […]
2023年5月1日 / 最終更新日時 : 2023年5月1日 横溝千代 私の本棚 イエジー・コシンスキ著「ペインティッド・バード」 本書を手にしたきっかけは、2019年の東京国際映画祭で「ペインティッド・バード」(2020年に邦題「異端の鳥」として公開)という映画を観たからである。169分にも及ぶモノクロのウクライナ/スロバキア/チェコ合作映画が放つ […]
2023年2月1日 / 最終更新日時 : 2023年2月1日 千葉裕子 私の本棚 悔い改めと赦しの極限を世に問う小説「国宝」 久々に面白い小説に出会った。生い立ちも才能も違う2人の非凡な役者を描いた壮大なドラマ。義理と裏切りの渦巻く極道の世界から、歌舞伎の耽美な世界へと、読者の私はぐいぐい引き込まれ、どっぷりと非日常的世界を楽しませてもらった。 […]
2022年11月1日 / 最終更新日時 : 2022年11月1日 横溝千代 私の本棚 『テスカトリポカ』 佐藤究著 角川書店 メキシコの麻薬カルテル同士の抗争からひとり生き残った麻薬密売人の男は、逃亡先で日本人の臓器ブローカーの男と出会い、川崎で闇ビジネスを立ち上げる。一方、川崎の暴力団幹部とメキシコ人の母との間に生まれた少年は、無垢な心を持っ […]
2022年8月1日 / 最終更新日時 : 2022年8月2日 マックヘール サンミ 私の本棚 Jeremy Denk著 Every Good Boy Does Fine (Penguin Random House出版) 映画「サウンド・オブ・ミュージック」のマリアが、“ドはドーナツのド、レはレモンのレ~”と、歌でドレミを教えたのに似て、子供たちに譜読みを教えるときは、Every Good Boy Does Fine というフレーズがよく […]
2022年5月1日 / 最終更新日時 : 2022年5月2日 ライク喜屋武聖子 私の本棚 フランク・パヴロフ著「茶色の朝」 ある日突然、「茶色のペット以外は飼ってはいけない」という法律が施行されたら? フランスの心理学者、フランク・パヴロフが書く『茶色の朝』は、そんな仮想世界が主人公と友人シャルリーの静かで何気ない日常を通して描かれているとて […]
2022年2月1日 / 最終更新日時 : 2022年2月1日 ターナー育子 私の本棚 The Science of James Smithson: Discoveries from the Smithsonian Founder 「知識の増加と拡散」 “Increase and Diffusion of Knowledge” これはワシントンDCにあるスミソニアン協会(Smithsonian Institution)の生みの親、ジェームズ・スミソ […]
2021年11月1日 / 最終更新日時 : 2021年11月1日 千葉裕子 私の本棚 瀬木比呂志「檻の中の裁判官 なぜ正義を全うできないのか」(角川新書) 2021年 日本の司法の危機 発展途上国では裁判官が買収できたり、刑罰の軽減が買えたりする。私が住んでいたイランでは鞭打ちの刑があったが、袖の下いかんで優しく打ってもらえると言っていた。現在の居住地インドネシア でも同様の噂を聞く。 […]