編集後記
ワシントンは有名な桜は散りましたが、つつじなどが咲き乱れる花満開の季節を迎えました。車は花粉で真っ黄色になり、花粉アレルギーを持つ方には辛い時期でもあります。
そのワシントンではトランプ政権が誕生して、100日が過ぎましたが、ホワイトハウスからのニュースに世界中が唖然とする毎日が相変わらず続いています。そこで本号の特集は、トランプ政権を取り上げてみました。支持者や欧州からの視点、移民政策、環境政策に関する記事をご高覧ください。
次号の特集は「海外で日本の歴史を直面する時」です。第二次世界大戦について学ぶ前に、なぜか学年末が来てしまう日本の学校の歴史教育。海外で初めて知ることになったり、日本の戦時政策に対する立ち位置を問われる体験をなさった方も多いのではないかと思います。そんな皆さまからのご寄稿をお待ちしています。
東京出身。88年より米ワシントンDC在住。ソニー本社国際通商業務室、法務部に勤務後、1990年、米ジョージタウン大学外交学部で国際関係修士号取得。公共政策専門チャンネルC-SPANの 日本向け番組制作を経て、現在、ワシントン在住のジャーナリストとして活動中。著書に『オバマ政治を採点する』(第二部インターネット・フリーダム)(日本評論社、2010年10月)、『Xavier’s Legacies: Catholicism in Modern Japanese Culture, Chapter 5 Kanayama Masahide: Catholicism and Mid-Twentieth-Century Japanese Diplomacy』(University of British Columbia Press、2011年3月)、『メトロポリタン・オペラのすべて』(音楽之友社、2011年6月)がある。