編集後記
花木が美しい季節となりましたね。花粉もいっぱいで、アレルギーに悩む方には地獄かも知れませんが。春号の特集は「終活」です。今回は3人の方に体験談を語っていただきました。何かのヒントになれば幸いです。私自身、コロナ禍で少し自宅内の整理ができるかと思っていましたが、脱力感で何も片付きませんでした。高齢でひとり暮らしの実家の母は、整理整頓は好きなのですが、数年前に亡くなった父の衣服などを処分できず、そのままにしています。第二次大戦世代のせいか、捨てることができない性分。すべて、私が取り組むことになりそうです。
夏号の特集は「日本のソフトパワー」を取り上げたいと思います。日本文化に興味を持ち、日本語を学んだという外国人は、かつては日本文学や茶道、禅などに惹かれてスタート。それがこの数十年は、興味のきっかけが日本の漫画やアニメに変わったように思います。最近はどうでしょうか?皆さまの周りで気付いたことなどについてご寄稿をお待ちしています。締め切りは6月末日です。
東京出身。88年より米ワシントンDC在住。ソニー本社国際通商業務室、法務部に勤務後、1990年、米ジョージタウン大学外交学部で国際関係修士号取得。公共政策専門チャンネルC-SPANの 日本向け番組制作を経て、現在、ワシントン在住のジャーナリストとして活動中。著書に『オバマ政治を採点する』(第二部インターネット・フリーダム)(日本評論社、2010年10月)、『Xavier’s Legacies: Catholicism in Modern Japanese Culture, Chapter 5 Kanayama Masahide: Catholicism and Mid-Twentieth-Century Japanese Diplomacy』(University of British Columbia Press、2011年3月)、『メトロポリタン・オペラのすべて』(音楽之友社、2011年6月)がある。