2018年5月1日 / 最終更新日時 : 2020年5月13日 梶野紀子 私の本棚 「ブラックボックス」の衝撃 読み進めるのがつらい本だ。 ニューヨークの大学でジャーナリズムを学んでいた女性が、成功したジャーナリストである男性と就職の相談のために食事をした夜、同氏にレイプされた。その被害を、医療機関も警察もメディアも司法もきちんと […]
2018年2月1日 / 最終更新日時 : 2020年8月12日 池原麻里子 私の本棚 佐光紀子著「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす 友人からメールで送られてきた、鍋料理に入れるお野菜と一緒に飾られた大根おろしアートの写真。「うーん、これって食べる時にはすぐに崩れちゃうのに、すごく無駄なエネルギー」というのが私の率直な第一印象だった。そうしたら、数か月 […]
2017年11月1日 / 最終更新日時 : 2020年8月12日 御巫由美子 私の本棚 『東京プリズン』(赤坂真理)の衝撃 友人が「これおもしろいよ」と貸してくれた本書。近頃、日本語の書籍からめっきり離れてしまっていたので(かといって英語の書籍をめちゃくちゃたくさん読んでいるわけではないが)、その厚さとフィクションなのになんだか重いタイトルに […]
2017年8月1日 / 最終更新日時 : 2020年9月6日 フロスト飯田優子 私の本棚 成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか ポール・タフ(著) 原題Paul Tough, How Children Succeed: Grit, Curiosity, and the Hidden Power of Character (New York: Houghton Mif […]
2017年5月1日 / 最終更新日時 : 2020年12月30日 梶村美紀 私の本棚 陳天璽ほか編『パスポート学』 北海道大学出版会 本邦初の『パスポート学』 本書はパスポートにまつわるさまざまな問題を多角的に検証した本邦初の書籍である。『パスポート学』という聞きなれない言葉に戸惑われている方もいるかもしれない。日本のパスポートを意識したかどうかは分か […]
2017年2月1日 / 最終更新日時 : 2023年8月14日 宇野聖子 私の本棚 『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(米原万里著 角川書店 2001年) 数年前、友人が住んでいるチェコ・プラハを訪れることになった。しかし「チェコといえば…」の答えが「ビール」ぐらいしか思い浮かばない。世界史の授業で教科書をお昼寝用の枕にしていた私は、ヨーロッパの、しかも中・東欧の歴史なんて […]