編集後記(VIEWS No.56)

新年、明けましておめでとうございます。

アメリカは新年早々、連邦政府の一部が35日間という史上最長の閉鎖となりました。180万人の政府職員(軍と郵便局職員を除く)のうち、給与が支払われない職員は80万人。そのうち38万人は自宅待機で、残りは無給で出勤することが求めらています。生計を立てるためにバイトをしたりして苦労し、不安を感じている職員も多いようです。政府職員の80%はワシントン地域に住んでおり、地元経済への影響も多大です。

閉鎖はトランプ大統領がメキシコとの国境に選挙公約であった壁を建設するための57憶ドルを要請し、中間選挙の結果、民主党が多数党となった下院を筆頭に、議会がそれを拒否したことで膠着状態になったのが原因です。トランプ大統領は中間選挙中も、メキシコ国境から大量のテロリストや犯罪者たちがアメリカに不法侵入しようとしていると事実とは異なるデマを訴え、米国民の恐怖心を煽りたてました。

このように混乱した状態で新年のスタートを切ったアメリカですが、欧州ではイギリスのBrexit(ブレグジット)、フランスの黄色いベスト運動、多くの国での排他主義台頭など、民主主義国家の先行きが不安な年明けとなりました。白人優位主義者の台頭によって、不愉快な経験をなさったVIEWSの読者もいらっしゃるかも知れません。

先行き不安な世の中ですが、VIEWSは皆様のご協力をいただきつつ、編集委員一同、活動を継続する所存ですので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

次号特集は「NPOと私」を予定しています。ご自身が関わっていらっしゃったり、支援していらっしゃるNPOの活動をご紹介ください。

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