ピスタチオとレモンのパスタ

材料だけがはっきり見えるように、私の撮った写真をAIがきれいに仕上げてくれました

材料だけがはっきり見えるように、私の撮った写真をAIがきれいに仕上げてくれました

この夏、友人宅での楽しい女子会で頂いたパスタ料理をご紹介します。 レシピの紹介は快諾してくれた友人ですが、当日はすべて目分量でササッと作ってくれたため、詳しい分量が分からないというちょっとした課題も。 そこで、今回の『VIEWS』秋号の特集テーマが「AI」であることを幸いに、AIをリサーチなどに活用しながら書いてみることにしました。

このパスタの魅力は、美味しくおしゃれな一品であるにもかかわらず、材料が手に入りやすく調理も簡単であるという点です。

材料

  • パスタ
    お好みでどんなタイプでも。私が試したのはカンパネッレと茶そば。
  • レモンゼスト
    ゼストをする器具を使うか、薄くむいたレモンの皮を細かい千切りにしておく。
  • パルメザン・チーズ
    すでにシュレッドになっているものがあると便利。
  • オリーブ・オイル
    高品質の風味のあるタイプがお勧め。
  • バジル
    千切り。材料を混ぜる直前にするのがお勧め。
  • ピスタチオ
    すでに殻から出ているパッケージを買っておくと便利。小さめに砕いておく。
  • 塩・胡椒

下準備

ここがこのパスタ料理のカギです。レモンゼストを削る専用の道具や、スイッチ一つでピスタチオを細かくできるフードプロセッサーがあれば簡単ですが、手作業で行う場合は思いのほか時間がかかります。レモンの皮を薄くむいて細い千切りにしたり、ピスタチオを細かく刻んだりする作業が必要になるためです。ただし、誰かと一緒なら、おしゃべりをしながら手を動かすひと時も、料理をいただくのと同じくらい楽しい時間になります。

レモン・ゼスト。専用の道具で削ると早くできるが(左)、手作業で薄くレモンの皮を向き、千切りにしてもよい(右)

レモン・ゼスト。専用の道具で削ると早くできるが(左)、手作業で薄くレモンの皮を向き、千切りにしてもよい(右)

フードプロセッサーがあれば、スイッチ一つでピスタチオを細かくできる(左)。

フードプロセッサーがあれば、スイッチ一つでピスタチオを細かくできる(左)。

AIによる推奨分量

材料の分量について、4人分のパスタを作るという想定で、GeminiとChatGPTに日英それぞれ同じプロンプトで質問してみました。

プロンプト:[A pasta recipe (4 portions) with the following ingredients: pasta, lemon zest, parmesan cheese, olive oil, fresh basil, and pistachio. 以下の材料でつくる4人前のパスタレシピ:パスタ、レモンゼスト、パルメザン・チーズ、オリーブ・オイル、ピスタチオ]

Gemini推奨の分量

材料 英語 日本語
パスタ 1 lb. / 450 g (spaghetti or linguine) 400g(スパゲッティまたはリングイネ)
レモンゼスト 2 tablespoons (finely grated from about 2 medium lemons) 大さじ2(中サイズのレモン約2個分の皮をすりおろしたもの)
パルメザン・チーズ 1 cup (finely grated, plus extra for serving) 1カップ(すりおろしたもの。お好みで盛り付け用に少量追加)
オリーブ・オイル 1/2 cup (extra virgin) 1/2カップ(エキストラバージン)
バジル 1 cup (packed fresh leaves, torn or coarsely chopped) 1カップ(葉をちぎるか粗く刻んだもの)
ピスタチオ 1/2 cup (shelled, roasted, and coarsely chopped) 1/2カップ(殻をむいてローストし、粗く刻んだもの)

ChatGPT推奨の分量

材料 英語 日本語
パスタ 320g (e.g., spaghetti or penne) 320g(スパゲッティやペンネなど)
レモンゼスト Zest of 2 lemons 2個分
パルメザン・チーズ 100g (grated) 100g(すりおろし)
オリーブ・オイル 4–6 tablespoons 4〜6 tablespoons(大さじ)
バジル 1 bunch (about 30g, roughly chopped) 1束(生の葉、約30g)
ピスタチオ 50g (shelled and roughly chopped) 50g(殻をむいて粗く刻む)


Geminiからの回答では、英語でも日本語でもほとんど同じ分量が提示されましたが、パスタの量だけは英語の時のほうが多めになっていました。「英語圏の人の方が日本人より大盛りを好むと想定したのかな?」などと考えたりもしましたが、真相はどうでしょうか。また、バジルについては「葉をちぎるか粗く刻む」と提案されましたが、私は友人がしてくれたように千切りにしたほうが、彩りもよく綺麗に仕上がると感じました。

一方、ChatGPTからの回答は、材料の推奨分量だけでなく記載の仕方そのものもGeminiとは異なっていました。パスタの量がGeminiより控えめな分、オリーブ・オイルの量もやや少なめです。こうして比較してみると、少なくともこのレシピに関しては、AIの提示する分量をあくまで目安として受け止め、作りながら自分の好みの味に合わせていくのが一番良さそうだという結論に至りました。

作り方

  1. バジルの葉を千切りにする。
  2. 下準備しておいた材料すべてと塩・胡椒、さらにパスタと材料を混ぜる大き目のボウルをカウンターに用意する。
  3. パスタをパッケージの指示に従って茹でる。
  4. パスタの茹で汁を少々別にとっておく。
  5. 水切りしたパスタに、準備しておいた材料をパスタの茹で汁とともに手早く混ぜる。注)ピスタチオとバジルを最後に混ぜるのがお勧め。
  6. 必要に応じて塩・胡椒で味を調える。

茶そば vs. カンパネッレ

出来上がったパスタ。茶そば(左)とカンパネッレ(右)で作ってみた

出来上がったパスタ。茶そば(左)とカンパネッレ(右)で作ってみた

AIから提案されたのはスパゲッティやペンネなどの定番パスタでしたが、今回は手元にあった「茶そば」と、見た目が愛らしい「カンパネッレ」を使ってみました。味の印象に大きな違いはなかったものの、視覚的な仕上がりにははっきりと差が出ました。茶そばはピスタチオと同系色で全体がくすんでしまったのに対し、カンパネッレは立体的な形状に遊び心があり、ピスタチオの緑も綺麗に映えてくれたのです。(なお、茶そばに沿えて盛ってあるローストフェンネルは、たまたま一緒に作ったものでレシピ外の添え物です。)

おわりに

冒頭でもご紹介した通り、このパスタは友人に招かれた楽しい女子会で出会った一品です。和やかな雰囲気のなか、情報交換や励まし合いを通した大きな学びもありました。これからこの料理を作るたびに、あの夏の楽しいひとときが思い返されそうです。読者のみなさまも、ぜひ一度試してみてください。


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