編集後記
皆さま、楽しい夏休みを過ごされましたでしょうか?長く暑かった夏もようやく過ぎ去り、朝夕は秋らしくなり紅葉が美しい季節になってきましたね。
VIEWS秋号の特集は、米連邦最高裁判所が大学入学のアファーマティブ・アクションは違憲であるという判決を下したことをきっかけに、大学入学審査をとりあげてみました。その後、有名校の全学生の10-25%を占めるともいわれるレガシー・アドミッション(卒業生の子供を優先)も廃止するか見直すと発表した大学もあり、入学審査の改革が進められています。アメリカ社会におけるマイノリティーとしての立場からの色々な考え方は、これから大学入学を控えていらっしゃる方やその保護者の方たちの参考になるのではないかと思います。
新年号の特集は「これまで訪れたベストの観光地+将来、一番行ってみたい場所」です。これまで訪問した中で最も良かった場所と、これから行ってみたい場所について紹介していただければ幸いです。コロナ・パンデミックがほぼ収拾し、旅行者が増えた中、今後の皆さまの旅行プランのヒントになるのではないかと思います。締め切りは12月中旬です。皆さまからのご寄稿を楽しみにしております。
東京出身。88年より米ワシントンDC在住。ソニー本社国際通商業務室、法務部に勤務後、1990年、米ジョージタウン大学外交学部で国際関係修士号取得。公共政策専門チャンネルC-SPANの 日本向け番組制作を経て、現在、ワシントン在住のジャーナリストとして活動中。著書に『オバマ政治を採点する』(第二部インターネット・フリーダム)(日本評論社、2010年10月)、『Xavier’s Legacies: Catholicism in Modern Japanese Culture, Chapter 5 Kanayama Masahide: Catholicism and Mid-Twentieth-Century Japanese Diplomacy』(University of British Columbia Press、2011年3月)、『メトロポリタン・オペラのすべて』(音楽之友社、2011年6月)がある。