編集後記
コロナ禍が全世界を襲ってから1年以上が過ぎました。その結果、私たちの生活も激変しました。1年前の特集では各国からの状況をとりあげましたが、今回はどのように変化と生きてきたのか、どのような新発見があったのかについて特集を組んでみました。特に教育面では大きな変化があったので、教育関係者、生徒の視点が色々とわかると思います。
次回の特集は「二重国籍問題について考える」です。日本では二重国籍を認めていませんので、他国の国籍を取得する必要があった場合に、やむを得ず日本国籍を放棄なさった方たちもいらっしゃると思います。また例えば日本人を親に持つアメリカで生まれたお子さんも成人と同時にどちらかの国籍を選ぶというプロセスで悩まれたことがあるかも知れません。二重国籍が認められるのであれば、両国の国籍を維持されたのか、片方の国籍を放棄なさった結果、どのような問題が生じたのか、他国の二重国籍、三重国籍者などの様子についての皆様からのご寄稿をお待ちしております。原稿の締め切りは6月末日です。
なお、WJWNはVIEWSを四半期ごとに発行しています。掲載記事中の見解や意見は著者のものであり、WJWN の推薦、承認や支援を意味するものではありません。
東京出身。88年より米ワシントンDC在住。ソニー本社国際通商業務室、法務部に勤務後、1990年、米ジョージタウン大学外交学部で国際関係修士号取得。公共政策専門チャンネルC-SPANの 日本向け番組制作を経て、現在、ワシントン在住のジャーナリストとして活動中。著書に『オバマ政治を採点する』(第二部インターネット・フリーダム)(日本評論社、2010年10月)、『Xavier’s Legacies: Catholicism in Modern Japanese Culture, Chapter 5 Kanayama Masahide: Catholicism and Mid-Twentieth-Century Japanese Diplomacy』(University of British Columbia Press、2011年3月)、『メトロポリタン・オペラのすべて』(音楽之友社、2011年6月)がある。